---その16:サキシマ終令の驚くべき成長〜ガラス温室導入---
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左:加齢直後の終令幼虫/右:加齢から40日前後の終令幼虫
左:OLYMPUS C-2500L/右:OLYMPUS E-10
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仕事が忙しかったり、風邪を引いて寝込んだり、はたまた知る人ぞ知るピンチ(v_v;)が訪れたりですっかり更新が滞ってしまっていたが、この間も我が家のサキシマ幼虫たちは着実にに成長しているのであった。まずは、上に掲載した写真をご覧いただきたい。左は以前にも掲載したことのある、終令に加令して間もないころの写真。一方右は、10月上旬に餌交換のために一時的に飼育瓶から取り出したところを撮影したものだ。例によって一緒に写し込んだ爪楊枝と対比していただければ、その成長ぶりは一目瞭然である。加令して間もない頃は若干頭でっかちで、胴体部分の蛇腹もかなり余裕があるが、餌を食べて大きく成長した幼虫は、今にもはじけそうなくらいにパンパンに膨らんでいる。春に成虫を分けていただいた方に報告方々この写真を見ていただいたところ、まだまだ大きくなるのではないかとのコメントをいただいた。
里子をいただいたときは、まさかこんなに順調に累代飼育ができるとは思わなかった。尤も、サキシマが頑強でビギナーにも扱いやすい種だということもあるのだが。結局、今シーズンに回収した幼虫は全部で38頭。12頭は既に友人宅へ里子に出ているので、手元に残ったのは26頭。うち一番最後に孵化した1頭は、10日ほど経っても何も食べた様子がなく、腹部が透明のままただ水分のみで膨らんだような感じになっており、動作もすこぶる鈍かった。気温が低いこともあるだろうが、いままで見てきた幼虫とのあまりの違いから判断して、こいつが無事に成長できるとは思えなかったし、これだけ孵化すればまともに育たない個体がいてもおかしくはないだろうとは思ったが、予想通り、この個体は10月下旬に☆になっていることを確認した。だが無精卵と思しき孵化しない卵はいくつかあったものの、無事に孵化した中で落ちたのはこの1頭のみ。37/38頭が健在で、うち25頭が手元に残っている。今後、蛹化・羽化を迎える中で力尽きて☆となっていく個体はあるのかもしれないが、現時点では驚くべき生存率と言うことができるだろう。
孵化から暫くの間は小型のタッパに発酵マットを詰めて飼育していたが、幼虫が加令するに従いタッパでは狭くなり、コーヒー瓶等の大きな容器へ移動となる。発酵マットの作成が追いつかず、孵化して間もなく菌糸瓶に投入した幼虫も3頭ほどいて、当初はカラーボックスの中に納まっていた飼育瓶たちが次第に入りきらなくなってきた。これら夥しい数の飼育瓶をスッキリと収納し、また、南国産まれの彼らに福島の厳しい冬を快適に過ごしてもらうために、10月下旬、ついにピカのガラス温室を導入した。子供が寝静まったのを見計らって組み立て作業に入り、実家からプレートヒーターとサーモスタット、蛍光灯を略奪して取り付ける。温室内部にはネット状の棚板があるが、金属製で若干のしなりがあり、ここにコーヒー瓶を立てるのは少々心許ないので、瓶は寝かせて設置することにした。こうすることで安定度が増すのはもちろん、幼虫も蛹化・羽化するのに充分な蛹室を、瓶内部に確保することができるだろう。
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