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Digital Photographs

---フォトギャラリー---


平成19年・初夏



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 いつか撮ってみたいと思っていた、母校の写真。在学中は気付かないものだが、学校の風景というのはそれが階段や廊下などの何の変哲もないものであっても、こうして卒業して何年も経ってみると実にノスタルジックで味わい深いものがある。
 今回は、夏の同窓会総会に先立って市内のスーパーとかに貼らせてもらう、ポスター用素材として撮影させてもらったものを、せっかくなのでギャラリーにまとめてみた。

 機種にもよるだろうが、DSLRはコンパクトタイプのデジカメに比べて、概ね大人し目の発色に設定されている。今回撮影したものについてもRAWデータをあまり誇張せず現像すると、イイ感じにあっさりとした色調で実に優しい写真となるのだが、あまりに優しすぎて20年という時の隔たりさえ包み込んでしまい、自分がいままさに生徒としてそこに在籍しているような、ノスタルジーを感じさせない仕上がりになってしまっていた。
 確かにそういう写真も悪くはないが、そもそも今回は同窓会総会の人集めを目的としたポスター用の写真であり、見た人に「うわ、懐しい。同窓会か・・・行ってみようかな」と思わせるものでなければならない。そのためには、現役の生徒の目で見ているような生々しい写真ではダメなのだ。
 そこでパラメタをいじってモノクロかつアンダー目に現像してみると、実にイイ感じの雰囲気に仕上がった。
 いくら事前に校舎内外の撮影をする旨を伝えて許可を貰っているとはいえ、さすがに教室内にお邪魔させてもらうのは少々臆したのだが、そういう写真もモノクロにすると不思議と安心して見ることができる。それはおそらく、風景が彩度を失ったことで見る者の脳内で補完すべき要素が生まれ、「色」というものをイメージする過程で「現役の生徒たちの生活の場所」であるはずの教室を「自分たちが過ごした場所」として見ることができるようになるからだろうと思う。

 これを撮影した日にもし生徒が誰もいなければ、例えば校庭に寝そべって地面すれすれのアングルから超広角で撮影したり、教室の机の上にシャープペンなどの小道具を置いていかにもそれらしい写真を撮ったりもしていたと思うが、残念ながら(?)一部の生徒が部活動に出ていたので人目を忍んで手早くシャッターを切らざるを得なかった。
 そのためどうにも面白みのないアングルばかりだったり、中心線としてもってくるべきところが中心を外れてしまっていたりしているが、もう何年も思い描いていた「母校ギャラリー」をこうして作ることができて本当に嬉しい。後書きがこんなに長くなってしまっていることからも自明だが、俺はこの学校がホントに好きなんだな・・・と、いま改めて実感している。

 今回のギャラリーは、いつも弊サイトにアクセスしてくれる、同窓生仲間に贈りたい。


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