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pet and aquarium

---その28:黒髭衰退か!? 水草水槽の変遷---



水景変遷経過
Canon EOS 10D / EF24-70mm F2.8L USM
上段:Tv=1/50s / Av=9.0 / ISO800
中段:Tv=1/25s / Av=5.6 / ISO200
下段:Tv=1/30s / Av=4.0 / ISO100
 セミリセットから一ヶ月。いかにも「いま植えました!」という状態からだいぶ鑑賞に堪えなくもない程度にまで水景が育ってきたので、経過を辿りながら紹介してみたいと思う。
 上に掲げた3枚の写真。上段は1月18日に撮影した前回記事の写真である。中央左寄りの赤い水草(アマニア・グラキリス)の後方に見えるウォーター・ウィステリアは、この写真から一週間後にはかなりの部分が黒髭藻に侵された。底床を交換して濾材を煮沸するなどの措置をとらない限り、一度蔓延した黒髭藻の根絶は不可能なわけだから、ある程度は仕方ないと諦めざるを得ないところだが、一向に成長の兆しを見せないウィステリアがこのまま黒髭に覆い尽くされていくのは想像に難くないので、無傷な頂芽部分を残して廃棄した(その後頂芽部分も友人宅へ里子に出ている)。
 中段は1月27日撮影。ウィステリアの代わりに植栽したのは、成長が速いとされるラガロシフォン・マダガスカリエンシス。無論、飼育水内の余分な栄養分を吸収させるのが目的だ。上段の写真で画面最左部に植栽したエキノドルス・テネルスは水上葉が完全に消え、水中葉を展開してランナーを伸ばし始めた。アマニア・グラキリスも水中葉移行中の真紅の葉から、ピンクイエローの水中葉を出し始めている。その右後方にはオマケで貰ったパロットフェザーとタヌキモが姿を覗かせている。前景に植えたグロッソスティグマ、センタープランツのドワーフアマゾンもかなり葉の枚数を増やしている。ヘアーグラスの成長も目を見張るものがあるが、植栽時に残っていた水上葉に黒髭が目立ち始めたので、セオリーどおりバッサリと散髪した。黒髭はグロッソスティグマにも目立ってきたが、こちらは除去が面倒なのでしばらく様子を見ることにする。
 下段は2月21日撮影。エキノドルス・テネルスとグロッソスティグマは至って順調に育っている。アマニア・グラキリスは本調子ならこの倍の大きさになるそうなので、60cm水槽ではこの程度で小さくまとまってくれるとありがたい。グロッソの黒髭はどういうわけか勢いを無くし、かなり目立たなくなった。中段の時点で面倒だからという理由でほったらかしにしたのは正解だったようだ。・・・ということはウィステリアももしかしたら・・・。中央のドワーフアマゾンも元気一杯で、すぐ左に子株が増えているのが確認できる。散髪でみっともない姿になったヘアーグラスもだいぶ自然な雰囲気になった。パロットフェザー付近には、これまたオマケで貰ったエイクフォルニア・サンフランシスコ、オレンジミリオフィラム、ナヤスマリーナなどが植えてあり、これらもそこそこ育ってきてはいるが、正面からはほとんど確認できない。右後方のラージパールグラスも、一部葉の枯れた部分も見られるが、脇芽を伸ばして本数が増えている。成長が芳しくないのはラガロシフォン・マダガスカリエンシスと、ラージパールグラスの手前に植栽したパールグラスである。この二つは本来とても成長が速く、美しい姿になるはずなので、何とかうまく育って欲しいところである。

 黒髭藻が出たり消えたりしている一方で、底床とガラスのすき間には水草水槽のもう一つの敵、藍藻の姿が見え隠れしている。藍藻はカビに近い生き物で、繁殖力が強く、こいつがブレイクしようものなら僅か2〜3日で水系が全滅し、フルリセットを余儀なくされる恐ろしい敵なのである。外気温の下がる冬場はどうしても底床内に冷たい水が溜まり、対流がなくなるため嫌気的な状態となり、藍藻にとって絶好の居住空間となることが少なくない。幸い底床の上にはまだ姿は見せていないので、好気的な場所での水質は十分確保されているのかもしれない。底床とガラスの間で繁殖した藍藻に対しては、木酢液をスポイトで取って集中的に藍藻の巣窟となっている個所に注入することで殲滅を試みてはいるのだが、何しろ細胞が一つでも残っていればまた発生する連中なだけに油断は禁物だ。

 では、次回も無事に経過報告ができることを祈りつつ・・・。


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