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上の写真は「アクアリムについて(前編)」の「水槽全景」のおよそ2ヶ月後の姿です。その間、マヤカsp.(RED)を植え直し、新たにアンブリアとラガロシフォン・マダガスカリエンシスを植栽しました。流木の向こうに少しだけ見えていたラージパールグラスは、完全に消滅してしまいました。また、ピグミーマッシュルームが水槽を覆い尽くさんばかりの勢いで増えたため、2回ほど大きなトリミングを行っていますが、全体のレイアウトは変えていません。前編の画像は「水槽全景」となっていますが、実は水槽の右側1/3程度にはほとんど水草が繁茂していなかったため、その部分の画像をカットしてありました。そのために「水槽全景(その後)」との比較がわかりにくいかと思いますが、パールグラスの茂みからわずかに顔を覗かせる流木との対比により、水草がいかに成長したかおわかりいただけると思います。
撮影はキヤノンの35mmスチルカメラEOS 5で行いました。本来ならスピードライトを水槽上部に設置し、粒状性の良いPROVIAの100あたりで撮りたいところですが、スピードライトをカメラ本体から離す必要があるため、貧乏人の私には設備的にキツいものがあります。やむを得ず、通常設置してある4灯式蛍光灯を光源として利用し、高感度のSUPER G ACE 800を使用しましたが、粒状性の悪さは72dpiに変換した後でもわかってしまうようです。とはいえ、パールグラスやリシアのエネルギッシュな生命力は、みなさんにも十分伝えることができたと思うのですが、いかがでしょうか。
水草水槽は通常のペットとは異なり、生物個体一つ一つの成長よりも、むしろ水槽全体の生態系の成長を楽しむもので、完成というものがありません。水草なり魚なり、ある種の勢力が強まると、別のある種が衰退したりする現象に出会うことがあります。そこには生命が必死に自らの種を保存しようというエネルギーが感じられ、まるで生物の歴史をかいま見たような気がします。しかし、それらを構成するすべての要素が、一株の水草であり、一匹の魚であり、目に見えないバクテリアであるわけです。水槽という限られた世界で、数カ月前にショップから一匹50円で買ってきた小さなテトラの雄が、いつの間にか一人前に成長し、鰭をめいっぱい広げて縄張りを主張し、雌を誘う姿を見ると、こんなにも小さな生物に何かを教えられているような気持ちになり、感動を覚えます。彼らは自らの命を犠牲にして、我々人間に生命の尊さを訴えようとしているのではないでしょうか。